2007年2月10日 寝台特急「富士」で九州へ
![]() 寝台特急「はやぶさ・富士」。3連休なのに空いていて寂しい。 |
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今日は寝台特急「富士」なのですが、そのまま京都に出ると2時間近く時間が余るので、敦賀で降りて京都までは521系と223系に乗り継いできました。そうすると京都での待ち時間は20分ほど。
米原まで521系というのも貴重かも?
そして、京都から「富士」に乗車。「ふ」で始まる特急列車に乗るのは初めてです。
指定を取ったのは4日ほど前なのですが、さすがに個室は空きがなかったもののB寝台は普通に取れました。
乗車率は半分程度。
寝台特急の雰囲気を久しぶりにまったりしたくなったので、これで十分。ほかの手段にはしませんでした。
2007年2月11日 別府温泉とラクテンチと平成筑豊鉄道
![]() 下関駅で機関車付け替えのためホームに下りる |
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寝たいといっても、寝台列車乗ると興奮して夜はあまり寝られなかったし…。姫路、広島、岩国で眼が覚め、柳井からしばらく起きてました。下関では一旦外に出て機関車交換作業を見てきました。やはり多くの人がホームに降り立っていましたね。
小倉を出てから、「ふぐちらし」食べたら眠くなったので、中津あたりから寝台でヒルネ(といっても寝台料金も払っている)してました。 別府の到着案内の放送で眼が覚めました。
別府からラクテンチ方面行きのバスに乗り換え。あらかじめ時間を調べてあったので、駅についてすぐ移動でした。
現在は、わが国に現存するケーブルカーの車両は最古のものです。
![]() ワンダーラクテンチのパノラマ温泉 |
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2003年に改装しワンダーラクテンチになって車両の色が塗り変えられています。
やってきたのは「ライト号」。
30度の角度で260mの長さ。あっという間でした。
アトラクションみたいな感じ。
「前来たときはパンダの絵が描かれていた」って話していたお客さんがいたのですが、係りの人が改装のときに「ライト号」に変わった旨を説明していました。
ねだんは入場料込みで往復すると1200円ですが、のりもの券4枚付いたセットが1000円で売られて、これで往復できるのです(ネットで割引券を印刷するとさらに100円安くなる)。
ラクテンチの入場券は600円、アトラクションは300円均一で、ケーブルカーもこれに合わせて300円になっているのです。また、このセットののりもの券2枚で入場券になるのです。改装前は入場券つきで1500円ほどしたから安くなってますね。
つまり、ケーブルに乗るときにのりもの券3枚が回収されます。
山頂に上がったら有名なアヒルレースが開催されていました。当たったら豪華賞品もといお菓子が当たるのですが、外れてしまった。
そして、ラクテンチの目的・パノラマ温泉へ。
入場時に買ったセットはケーブル往復+入場料という案内なのですが、残ったのりもの券1枚でパノラマ温泉に入りました。ラクテンチはアトラクションが300円均一で、温泉もアトラクションの一つとなっている(ほかにのりもの券と温泉付きのセットもある)。
パノラマ温泉も2003年に改装されていてきれいでした。1回は露天風呂、2回は展望風呂で、別府市内を一望してきました。
それで寝台特急の疲れを癒してまったりしていました。
おかげでお肌すべすべです。
そして別府市内を一望できるレインボー吊橋をわたり、ケーブル上へ。のりもの券を使ってしまったので、帰りはケーブルにするとお金が必要ですが、歩いて下山しました。
![]() 久しぶりに乗った「ソニック」5年ぶりかな? |
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![]() 平成筑豊鉄道の田川線に初乗り!! |
885系白いソニックも乗ってみたかったけど、885系なら去年も乗っている(白いかもめ)ので、883系の方が久しぶりだしね。
行橋で降りてからは平成筑豊鉄道に乗り換え。1000円でフリーきっぷを購入。
やってきたのは黄色い車両。クロスシートだ。
乗った列車で行程を考えていて、今晩の宿は佐賀なので、直方からは
「久しぶりに筑豊本線原田経由で行きたいな〜、その方が安いんだけど、明日早いことを考えると、今回は平成筑豊鉄道に全線乗っている時間がないな」
と思ったのと、
「筑豊電気鉄道も一部区間が西鉄から移管されてからは乗っていないので乗りたいし、小倉のモノレールも乗らないといけないし…、そのときに平成筑豊鉄道にまた乗れそうだな」
と思ったのとを考え、
「今回は全線乗らなくてもいいや」
という結論に。
別府で1本早い「白いソニック」乗れたら間に合っていたんだけど、883系の方が久しぶりだったしな…。
車窓を眺めながら田川伊田へ。
JRから移管されてから駅が増えていて、駅間距離が短くなっています。
途中、実家にいたときの「阪急の最寄り駅と同じ名前」の駅名があったりして、写真とって来ました。
田川伊田に到着してからからそのまま直方に行くのは面白くない、と思ったので、田川伊田から田川後藤寺までJRでワープ。
その方が様々な車両にも乗れるし、田川伊田を残しておいた方が次に乗るとき楽かなと思ったから。
そして田川後藤寺から糸田線で金田へ。
ロングシート車が来ました。
次の大藪駅で若者5人組が乗ってきて夕陽をまぶしがっていました。
平成筑豊鉄道に乗ってくる若者って、結構「今風」の感じの人が多かったですね。
さらに乗り換えて直方へ。
糸田線と伊田線は特定地方交通線の第3セクター化される前に乗っていますので、「私鉄」としての初乗りになります。
前回乗ったのは1989年。高校の友達とムーンライト山陽を使って乗りに来たのを思い出しました。ですから18年ぶりです。
路線の雰囲気はなんとなく覚えていて、炭鉱線らしく複線で幅員が広めだなという感じでした。
その複線区間で、18年前は平成筑豊鉄道のピカピカの車両と途中ですれ違ったものです。
今度はその平成筑豊鉄道の車両。
今は長年使ってきたなという感じになりました。
もっとも、当時のJRの主力のキハ47もまだまだ走っているのですけど。
![]() ナハ20の窓みたいで好きなんです。キハ31形 |
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桂川で筑豊本線原田行きに乗り換え。待っていたのはキハ31。
0系新幹線のシートが使われていて、窓も往年のナハ20、オロ11やナロ20のような感じなので好きなんです。
走りも軽快ですし。
原田では25分ほど時間があったので改札を出ると、近くにダイソーがあったので買い物して、肥前山口行きに乗り換えて佐賀で下車。
今日の宿は東横イン佐賀駅前。
例によって3連休の真ん中だったんで、迷わず「日曜祝日キャンペーン」が適用になる東横インを選択。
4095円で朝食付きだもんね〜。
翌日に有田鉄道に乗るとあって、どこの東横インが便利かを考えたところ佐賀駅前に。
別府のラクテンチから平成筑豊鉄道に乗ると考えると、福岡か佐賀での宿泊が便利かな。
今回は普通乗車券での移動ですので、運賃的に安くなることを考えて佐賀にしました。
佐賀といっても福岡の隣ですし、筑豊本線で原田に抜けてしまえば普通でも1時間かかりませんからねえ。
駅前とあってホームが見える部屋を希望したら、デラックスシングルを案内していただきました。
すでにほかのお客様がチェックインしていたためシングルの空き部屋がなかったんですね。
値段は日宿キャンペーンが適用になり3950円(税別)。東横イン佐賀駅前はシングルのみでなく、デラックスシングルでも適用になるのです。これははじめて知りました。無理なお願いを快諾してくださったスタッフに感謝。感謝。
東横インというとオートロックでないところが多いという印象があるのですが、東横イン佐賀駅前はオートロックでした。
夜は部屋で直方で買ったかしわめしを食べて、少しネットして24時ごろに寝ました。
明日は有田鉄道に乗り、佐世保バーガーを食べて、ジャンボタクシーで長崎空港入りするのだ。
2007年2月12日 松浦鉄道と佐世保バーガー
![]() トレインビューを楽しんだホテル東横イン佐賀駅前 |
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7時15分発のかもめを部屋で見てから、ロビーへ行き朝食。
朝食はおにぎりのサービス。例によっておにぎり3つを食べました。
7時45分にホテルを出て、52分発の肥前大浦・早岐ゆきの817系に乗車。
前4両に乗ったら長崎本線に連行されるので、5両目に乗車。
肥前山口で乗ってきた高校生が「前は駅員に聞いて助かった」って話をしていたので、間違えたことあるのかなと思った。
有田では松浦鉄道に乗り換え。松浦鉄道は12年ぶりですが、前回乗ったのは伊万里から有田まで(それも夜)でしたので、残りはまだ乗っていませんでした。
今回は有田から入り伊万里で乗り換えて松浦・たびら平戸口・佐々などを通って佐世保までの予定。
九州の未上路線の大半が長崎に偏っている(もう一つの大きな未上路線は島原鉄道)ので、少しでも乗っておきたかったというのが実情かな。
長崎は本当は夏に行きたいのですが、なかなかうまいタイミングでいけなかったので今回行くことにしたのです。
駅窓口でMRフリーきっぷを購入。全線普通に乗っても2000円以上するのに、これだと平日でも2000円、土曜・休日だと1700円ですむのでお得なのだ。
伊万里−有田間の列車はオールロングでした。
伊万里で一旦改札を出て駅前を見てから今度は佐世保行きに。
こっちはクロスシートでしたので快適。
海が見えることもあって右側を陣取る。
前のボックスも乗りつぶしできているのかなという感じの人。
前半は海岸線を行く昔ながらの列車の雰囲気、後半は佐世保市への買い物客の輸送という感じで、列車本数が倍になる佐々から佐世保まではさすがに賑わっておりました。
途中、列車行き違いのときにはホームへ出て写真撮ったりしていました。
松浦で5分ほど止まっているときもホームに出て写真撮ったのですが、その時に前に座っていた人の行程表がチラッと見えたので見てみると、南阿蘇鉄道、平成筑豊鉄道などにも乗って新幹線で富士まで戻るみたいなことが表にまとめられていました。佐世保まで行ったらすぐ「みどり」で博多に向かうみたい。
![]() (もと)日本最西端の駅・たびら平戸口駅 |
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駅長が親切な人で、列車発車のパフォーマンスもさながら、たびら平戸口から乗車した観光客に自身の書いた絵をプレゼントしていました。
今回は時間がなかったので平戸観光はパスしましたが、平戸も見られるかなと思いきや、平戸大橋が一瞬見えた程度だったなあ。
さすが九十九島。岩陰が多いですね。
佐々から先は結構人が乗ってきて、私のボックスも2人座っています。駅間が短くなり、私鉄らしくなってきました。
佐世保中から佐世保中央の200mはあっという間。北浜から淀屋橋に向かう京阪電車のような自動アナウンスだった。
佐世保中央は松浦鉄道になってから駅が出来たのですが、アーケードの中心に作ったので下車した人が非常に多かったです。まあ、これが松浦鉄道に大きく貢献しているのですけどね。
佐世保に到着。これで私鉄完乗率も一気に89%台に突入です。
今日は長崎空港から伊丹への飛行機に乗るのですが、空港まで行くのに定期バスだったら滞在時間が10分ほどしか取れないのですが、今回はジャンボタクシーにしたので滞在時間1時間20分確保。
その貴重な時間を使って佐世保バーガーを満喫しに商店街へ。
最初に行ったのはBig Man。ナムコとコラボレーションで全国展開しているお店です。商店街の真ん中らへんの、佐世保中央駅東側から少し佐世保よりの路地をみなと側に曲がるとすぐです。
時間が厳しかったので、最初からテイクアウトで注文、それでも遠方からの客も多いみたいで、15分ほど待ちました。
帰りの飛行機ででも食べようかと。
![]() 佐世保バーガーの元祖に忠実・レストランアルカス |
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新しい施設のレストランとあって、佐世保シティホテルの経営。そうした背景から町のハンバーガーや産という感じではなく、ホテルのランチメニューという感じ。
食パンを使った本格的な佐世保バーガー(元々の佐世保バーガーは食パンを使っていたらしい)で、2切付いています。
900円でポテトやスープとジュース(コーヒーなどにもできる)付きなので、普通の佐世保バーガーのお店でセットメニューにしてスープをつけたら結構な価格になるだろうから、考えようによっては高くないと思います。
食パンのバンズは端っこから食べた方がよかったです。1つめは真ん中から食べてしまったら、見事、具が外れてパンばかり残ってしまいました。焼肉がはさんであって噛み応えがありましたが、具とパンを同時に食べるのに苦労しました。2つめはパンの両端から食べたので、うまく残りましたが。
また、アクタスの展望レストランからは駅とみなとが一望できてよかったです。松浦鉄道が佐々に向けて出て行くところを見ながら佐世保バーガーを食べるというのはいかがでしょうか。
時間があればヒカリとかほかのお店も行ってみたかったのですが、これだけでも十分でしょう。
![]() ジャンボタクシーは早くて便利!! |
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![]() 関西空港登場以前から「島」にある空港 |
長崎空港は島にある空港で、最後は橋を渡ります。関空みたいですが、道路は歩道もついている普通の道です…。
そして長崎空港から伊丹への搭乗手続き。前の東京行きが長蛇の列でそれに巻き込まれてしまいました。
売店がANA一色でJAL派の私には寂しい感じでした。P-Oneカードのゴールドになったのでラウンジ探していたのですがなかったみたいです。
長崎空港からは65分で伊丹へ。昼間の伊丹に飛び降りるのって何年ぶりだろう…。てか、東京−大阪便を使ったことがないのも理由かな(飛行機をしばしば利用する人で、東京(羽田・成田)−大阪(伊丹・関西・神戸)を利用したことがない関西人というのは珍しいのかも)。
伊丹からは阪急バスで実家へ。モノレールも考えたのですが、価格と座ってある程度の時間をパソコンをすることを考えてしまった。モノレールなら使ったこともありますし。
実家では実家に帰ったときの週末のように夕食を食べ、最終のサンダーバードで金沢に戻ってきました。