2000年08月08日

2000年8月 夏・長崎から

 このページは一年ぶりの更新になります。最近は旅行へ行ってもそれをまとめる時間をなかなか取れなかったのですが、最近ノートパソコンのバッテリーを買ったので、列車内での更新が以前よりやりやすくなりました。それもそのはず、前のバッテリーは1時間半しか持たない上に、購入から1年半が過ぎていたので最近は1時間も持たない状態が続いていました。
 今年の夏休みは長崎と広島に行ったのですが、長崎の方が印象に残るのと、広島は昨年記したこともあるので、長崎旅行での出来事を記します。




2000年 8月 5日 長崎へ大移動



 今日は長崎へ旅行する日である。時刻表仲間とさだまさし他のコンサート「夏・長崎から」を見てその翌日に長崎電気軌道の慰霊碑の前で「鉄道と平和を考える」というイベントに参加するのである。時刻表仲間では毎年恒例の行事となっていて、自分もかねがね行きたかったのである。しかし5年間何かと他の行事と重なったりして一度も参加できなかったが、このたびうまいこと夏休みが取れたこともあって参加することにした。




300km/h運転の「500系のぞみ」 博多
300km/h運転の「500系のぞみ」 博多



 長崎へは「ムーンライト九州」と普通乗り継ぎで長崎へ往復することも考えたが、結局のところ普通を使うのは帰りだけにして、行きは300km/h運転でおなじみの500系新幹線と「白いかもめ」(885系)とを乗り継ぐことにした。行きは金沢から博多までJR西日本株主優待券を利用して4割引。金沢にいると、西の方へ旅行する際にはJR西日本のみで相当の距離を移動できる距離を長く取れるので非常に使い勝手がいい。今回の場合だと約900km分である(直江津が一番効率いいんだけどね)。株主優待券2枚で6,000円以上安くなってうれしい。
 金沢708分発の「スーパー雷鳥」で新大阪へ。前日は仕事や支度で1時間半ほどしか寝られなかったこともあって眠い。この時間のスーパー雷鳥は5月にも乗っていて、その時は株主優待券でパノラマグリーン車だった。今日は自由席。会社の人と同行したこともあって楽しかった。それに眠気も吹き飛んでいた。
 新大阪からは一旦実家に戻り、1228発の「のぞみ9号」で博多まで。500系新幹線に乗るのは2回目だけど、前回乗ったのは500系のブルーリボン賞授賞記念列車だったから、300km/h運転はあまり実感していなかった。しかし今日は違う。博多まで十分満喫出切るのである。
 速い。新神戸もあっという間に過ぎたかと思えばいつのまにか西明石である。特に実感するのはカーブなどで速度を落としたあとの再加速である。初期加速度(列車が発車する時の加速度)と似たような感じだから、背もたれにも走行中の列車とは思えないGがかかっている(といっても車のGよりは小さいよ)のがわかる。そして姫路は300km/hで通過。感激モノである。
 岡山も、広島もあっという間。新大阪を出てから1時間20分ほどしか立っていないのだ。初めて山陽新幹線に乗った時など、広島に来るまででも2時間半ほどかかったのだから(停車駅が多かったこともあるが、停車駅の少ないものでも2時間ほどかかった)、その実感は大きい。
 次はギネスブックにも認定されている、停車駅間の最速区間である広島−小倉間。さすが300km/hの勢いが続く。感動しっぱなしで時間を忘れ、それが一層速く感じる原因となっていたかもしれない。これで自分も小倉まで1時間台を達成。そして博多までわずか2時間17分の“長旅”を味わったのである。
 博多から先はJR九州になるので、JR西日本の株主優待券は使えないのである。スーパーなどの株主優待券はグループ単位での利用ができるものもあるのに、JRの株主優待券はその点不便である。そのため大急ぎで長崎までの切符を購入することになる。みどりの窓口に列ができていたこともあるが、クレジットカードで購入する予定だったので並ぶ。切符を買い終えたのは発車2分前。大急ぎで感となけなしの知識(?)を頼りに出発番線へと向かう。乗り遅れたら「長崎駅改札前17時」に間に合わなくなる。幸いにも発車ぎりぎりで「白いかもめ」に乗りこんだ。




レザー張りのシートが特徴。885系「白いかもめ」
レザー張りのシートが特徴。885系「白いかもめ」



 「白いかもめ」の自由席は満席。時間ぎりぎりだったこともあり当然立たされる羽目に。トイレが片側に寄せられていてもう片側がミニロビーになっているのを見て「なんじゃこりゃ?水戸岡さん(JR九州の車両を設計しているデザイナー)もなかなか考えるなあ」と感心しつつ、どうせ立つのなら他に長崎で合流する仲間が乗っていないかと車内を探したらようやく知り合いに会う。その知り合いは東京の人で、東京から「のぞみ9号」に乗っていたみたい。佐賀で後ろの席が空いたので座る。




「白いかもめ」車端部のロビー
「白いかもめ」車端部のロビー


 シートはレザー張りである。外国ではレザーもよく使われているが、日本ではレザーは乗用車以外の乗り物では味わったことがないこともあって、高級感が得られた。体にフィットして寝不足の私には何とも気持ちがいいことか。シートにはチケットホルダー、ネット、握り棒がついていて不自由はしない。テーブルは座席間にある肘掛から出てくる。結構大きくて向かい合わせにしても使えるから、トランプするにはもってこいだけど、パソコンするには不向きかな(ただこの肘掛は跳ね上がらないから、いすに大人1人と子供2人が座るときとか不便みたい)。
 肥前山口で知り合いの隣の席が空いたので移動する。この知り合いは例年参加しているということもあって長崎での行動について話を聞く。肥前山口から先は絶景が続く。しばしミニロビーへ行ったりして楽しむ。小倉以西は5年ぶりである。5年前に乗ったときは「なは」のソロでちょうど海側上段だったこともあって絶景を楽しんだように思う(前回も眠かったなあ)。
 浦上からウイニングランの様に流して走り、16時53分に無事長崎へ到着。改札のところには仲間たちが既に何人か待っていた。100円で乗れる長崎電気軌道に乗り、築町で乗り継いで大浦海岸通へ。途中、時刻表仲間内で結婚した若夫婦に偶然会ったりした。近くのファミレスで取った夕食の席ではYahooオークションの話題が出て「結構みんなオークション見ているんやなあ」と思った。しかし「オークションを通じて取引した人」は9分の2だった。
 宿泊先は「みなと長崎会館」。私は初めてでも一行は毎年来ているためか宿の人に覚えられていた。アルコール入りで(関東の時刻表仲間では、アルコールOKな日は少ない)インターネットの話で盛り上がりながら、睡眠不足というのに1時ごろまで起きていた。


2000年 8月 6日 2000夏・長崎から


 この日は「夏・長崎から」を見に行くため、朝から稲佐山に登ってコンサートの会場を待つものと思っていたけど、午前中は団体行動とのこと。以前は朝から登って他のファンたちと並んでいたらしいが、何しろ「たまらんほど暑い中を並ぶ、そんな馬鹿げたことせずに午後に登る」という方針に変更したらしく、「白いかもめ」で長崎駅前に来る仲間を迎えに行くため、正午に長崎駅で集合ということになり午前中は自由行動となった。その仲間は川崎の人で、自分が今回同行している仲間と会うきっかけになったいい人である。「さくら」に乗っていたが列車が遅れたため、30分ほど到着が遅れるかもしれないとのことであった。
 朝食後、他の仲間は疲れや暑さのために宿で過ごす人が多かったが、自分は元気に長崎電気軌道を完乗したいため外出。一日乗車券を購入し、大浦海岸通→石橋→蛍茶屋→正覚寺下→西浜町(徒歩)公会堂前→長崎駅前(JR)浦上駅前→赤迫→長崎駅前と乗り、昨日乗った区間とあわせて晴れて完乗となった。途中MP3プレーヤーの電池が切れたのが痛かったなあ…。
 長崎で仲間と合流。「ハイパーサルーン」に乗らされてぼやいていた。宿に戻り身支度をしてから再度駅まで出て、吉野屋で昼食。金沢でもらった新香の券が1,000km以上離れたところで使えたのは収穫。そして水分を大量に買いこんでから、イベントバス(150円)で稲佐山へ。今日は「夏・長崎から」を見るのである。
 元々「夏・長崎から」はさだまさしが平和のために広島に原爆が投下された8月6日に長崎で平和を願って歌うという趣旨で始まったもので、今年で14年目とのこと。最近はピース・スフィア(貝の火)運動も並行して行っている。
 稲佐山ではすでに開場を待つ列ができていた。今日は日曜日ということもあって出足が早かったとのこと。暑さのためタオルを頭にかける。陽射しが強い上に影になるところがないので、他のみんなも同様にしている。正直言って焼ける。開場は順次始まっていて、先に並んでいた人から中へ入っていく。自分たちは後ろの方だけど通路に一番近い、いい場所を確保した。席を確保したあとに会場を散歩すると、知り合いに何人か出会う。昨日もあった若夫婦や、他の時刻表仲間にも。何しろ久しぶりに会う人も多く、少し同窓会気分である。
 17時。風船が舞う中、さだまさしがステージに登場。自分はさだまさしに詳しいわけではないが、コンサートの気分を味わえるのはいいことだ。ゲストが次々と登場。まずは佐田玲子。さだまさしの妹でこのコンサートには例年トップに出ているとか。いい声だ。次はうたいびと はね。ゆすの福岡版で、今年すごいファンが増えているとか。そのためか声援がさだまさしに対する声援並みに大きかった。つづいて「恋しくて」のBEGIN。ん〜、懐かしいなあ。個人的には一番良かったなあ。またどこかで歌ってみようかな。そして若大将・加山雄三。このころ陽が沈み出し涼しくなるとともに、歌が海とマッチして絶景になる。最後にホストのさだまさし。「広島の空」などを歌うけど、自分はあまり知らなかったのでこれを機会にもう少しさだまさしを聞いてみようかと思う。
 21時、コンサートが終了しアンコール曲が流れる。まあ最後まで入ると混むということもあって、21時半前にバスで下山。コンビニで夕食を買ってからタクシーで宿へ。宿ではTVで見る組と合流(例年行っていると山に登らないで宿で見る人も出てくるのである)。この日は疲れもあったけど寝たのは結局1時を回っていた。


2000年 8月 7日 鉄道と平和を考える


 今日は「鉄道と平和を考える」日である。
みなと長崎会館を9時半頃後にして、バスで長崎駅へ。10時に当日遠方から来た人やコンサートを別行動で見ていた人と合流した。早速暑い。そして長崎電気軌道の慰霊碑前へ移動、今日はここで文字通り、鉄道と平和を考えるのである。
 今年はバスジャック事件が発生したことから、「もしそのバスにあなたの乗っていたらどうする?」というものであった。「おそらく何も出来ないだろう」という意見が大半であった。まあ途中で窓から脱走した人の話を取り上げ、責任問題についての議論にもなった。
 これを列車に置き換えてみて「トレインジャック」が起こったらどうするか。やっぱり「何も出来ないだろう」という意見が大半。その対策として、自分は「非常自体に備えて、列車を止める必要が生じた場合はどうしたらいいのか、といった情報を知人なりに知らせたらどうか」といった教育論的なことを主張したが、「突発的なことに対しては、あらかじめ準備していても全く意味がない」という意見と対立してしまい、結論は結局出なかった。まあ個人的に10回に1回くらいしか役に立たない程度のモノなら、十分効果はあると思うけどなあ。
 イベント終了後、路面電車で長崎駅に戻り、とりあえず解散。「びわだんご」などたくさんお土産買ってから、近くの店で長崎皿うどんを食べる。さすが美味しい。ちゃんぽんも食べたかったけど、こちらは来年の楽しみに

 駅に戻ったら何人か仲間と出会う。自分は15時台の普通で鳥栖まで行く予定。けど同行者は居ないみたいだったから一人で乗ることに。でも九州まで行って気動車に乗らないのももったいないなあ、と思ってたらシーサイドライナーが来たので、諫早まで乗る。キハ200のシーサイドライナーは初めてだ。
 キハ200自体は「赤い快速」などで乗ったことがあるので快適なのは分かる。さっそうと走る。またブラインド閉めても外が見やすいのは関西ではうらやましい存在、と思った。諫早では公衆電話からインターネット。暑い最中でのインターネットは辛い。画面見にくい。
 諫早から鳥栖まではのんびりと普通。車両は813系で快適。お客さんも少なく、ずっと座ってられる。途中何度も「白いかもめ」や「ハイパーサルーン」と行き違ったり追いぬかれたり。景色も寂しいところをずっとゆく。北陸本線の方がよっぽど開けているなあ。肥前鹿島から少し開けてはきたけど、肥前山口まで1時間半ほどこんな景色だった。佐賀はもうすぐだ。2駅先の久保田で唐津線と合流。佐賀はさらに2駅。

 佐賀から通勤客がどっと乗ってきて、立ち客も多数出た。今日は平日なんだ…。今日は博多でラーメンを食べようと、犬山にいる後輩にメールで聞くと「一蘭」という店を紹介してもらう。やがて鳥栖に到着。鳥栖では「さくら」の併結シーンを見る。後から到着した編成に乗車し、先に着いていた編成に併結するために一旦出発し、少し進んだところからバックで別のホームに進入する「ホーム間移動」も出来ることが発覚。この時間を利用して駅弁を買うものも多数いる。昔ながらの雰囲気だ…。自分も乗りたくなってくる。
 鳥栖から普通列車に乗車。「さくら」より先に出るが、すぐに抜かれる。他にも途中で特急6本ほどに抜かれるので、博多まで特急だと25分ほどで行くところを倍の50分くらいかかってしまう。
 博多からはムーンライト九州の予定なので、1時間ちょっと時間はある。「一蘭」を探す。ちょっと迷ったけど何とか見つかった。行列が少し出来ていて、20分ほど並ぶはめに。まあ時間もあるからいいか。一人ひとり敷居がついていて、食べることに専念できるシステム、自分の好みを選んで注文するシステムなど独特のものだった。ラーメンと替玉(麺のみのおかわり)を頼む。出てきた麺が普通にしてたらちょっと柔らかかったので、替玉は固めに変更してもらった。味はあっさりしていて良かった。
 「ムーンライト九州」に乗るため、ホームに上がる。えーと何分発だったっけ?とホームに上がるところの掲示板で確認したらなんと2分後ではないか。大慌てで乗り込んだ。よくラーメン余裕こいて食べていたなあ。
 車内を移動して、知り合いが乗っていないか見てたら、大学時代にコンピュータ関係でよく話していた、さだまさしファンの仲間に偶然合流。彼等も毎年来ているから出会うのはおかしくないけど、向こうはかなりびっくりしていた。それと時刻表仲間の知り合いにも合流。こちらは前日から分かっていたから「こんばんは」っていう感じ。
 途中、下関でホームに降りて撮影したりした。厚狭過ぎてしばらくしてから寝た。


2000年 8月 8日 そして金沢へ


 早朝、新大阪に無事到着。一旦実家に戻り仮眠。親と長崎の土産話をしたり、大阪での出来事を話したり。この日は金沢に帰るだけ。17時50分頃に実家を出て、新大阪1819発の新快速で帰省。今朝使っていた18きっぷをさらに利用したので、たっぷりと元を取ったことに。長崎から金沢まで4,600円(ムーンライト九州の指定席代510円は別)とは安いものだ。あとはいつもの乗り継ぎで金沢へ。平日だったから福井からは6両編成だったなあ。
 今回は4日間を本当に有意義に使った、といった感じだった。曜日の関係で来年の夏休みは難しいかもしれないけど、機会があればまたどこか旅行へ行きたいものだ。





今回の旅の簡単な行程です。


8/5
金沢→新大阪→博多→長崎(みなと長崎会館 泊)

8/6
長崎市内観光、稲佐山でコンサート(みなと長崎会館 泊)

8/7
長崎市内観光後、長崎→諫早→鳥栖→博多→(車中泊)

8/8
→新大阪(帰省)→京都→安曇川→近江今津→福井→金沢
posted by うえしょう at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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